コウチャンの部屋

アクセスカウンタ

zoom RSS 貧民即ち貧乏人とは?

<<   作成日時 : 2008/05/13 18:56   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 0

画像

大正時代の社会思想家、社会運動家高畠素之(1886年1月4日 - 1928年12月23日)は「社会問題辞典」
で貧民についてこう記しています。『貧民即ち貧乏人とは如何なる者を意味するかと言えば、個人の属する
社会的関係に於いてその肉体的ならびに精神的な維持発達に必要なものと認められた物質を得られない
ものを言う』そしてその要因として『貧乏人の6割乃至8割はことごとく外的要因、即ち社会的原因によるも
のだと言う。即ち貧民は自らの怠惰、悪癖に寄るのではなく、大部分は貧民の発生を防ぎ得ない社会的及
び経済的原因に寄るものである』同じく大正期には、大阪朝日新聞で作家・川上肇が「貧乏物語」で『世間
には働かないと貧乏するぞと言う制度にしておかぬと、人間は怠けて仕方がない者である、それ故貧乏は
人間をして働かしむるために必要だ」と言うような議論もあるが、少なくとも今日の西洋における貧乏なるも
のは、決してそういう性質のものではなく、幾ら働いても、貧乏は免れぬぞと言う「絶望の貧乏」なのである』
そして解決策として『さればもし世間の金持ちいっさい奢侈ぜいたくを廃止するなば、たとい社会には依然と
してはなはだしき貧富の縣隔(甚だしい事)を存し、又社会の経済組織も全て今日のままに維持せらるとも、
私の言う貧乏人は(略)、全て世の中から跡を絶つに至るべきはずである』早い話が金持ちのカネを一部でも
貧乏人に回す事が特効薬だと言っているのです。いずれも現代にも通じる卓見です。

こんな例えを引用しながら現在外務事務官を休職中の佐藤優氏は以下に言う。「日本の企業社会の足下を
支えているのは、実は貧困層と言われる人の労働力である。この人々を切り捨てるだけでは企業は弱体化
し、ひいては日本の資本主義体制自体が潰れてしまうという危機意識を企業トップが持たない限り、日本社
会は加速度的に弱体化していくだろう。貧困問題の解決なくしては次世代の労働力は育たない。また、貧
困層に転落した中間層の人々の鬱屈したエネルギーは、いずれ体制に刃を突きつけてくる危険性をはらん
でいる。(文芸春秋6月号 世界同時貧困 外務事務官を休職中の佐藤優氏の序文より)

国会ではこんなワーキングプアの嘆きをよそにガソリンを上げたり下げたり、59兆円で10年間道路を作り続
ける「道路財源特例法案」を参議院で否決して衆議院で自公の多数で再可決すると言う愚劣な行為をしてい
ます。こうした世情の怨嗟の声に国会は耳を傾けようともしません。いずれ国民はこんなデタラメな国会運営
をする輩に『票』と言う刃突きつける必要があるようです。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
VISVIM 通販
貧民即ち貧乏人とは? コウチャンの部屋/ウェブリブログ ...続きを見る
VISVIM 通販
2013/07/10 00:13

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
貧民即ち貧乏人とは? コウチャンの部屋/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる