コウチャンの部屋

アクセスカウンタ

zoom RSS 終戦からの思い出・・・p2

<<   作成日時 : 2008/08/14 12:54   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

猫も杓子も今や日本国中北京オリンピックのテレビ中継に齧りつき我が国のメダル獲得数に一喜一憂ですが、今から44年前の1964年第18回オリンピック競技大会が東京で開催された時の熱狂ぶりは今の比ではありませんでした。当時私は東京に住んでいてその変貌振りを目の当りに見ていました、都電はドンドン取り払われて、都内を流れる河は殆ど暗渠で塞がれ頭上を高速道路が通り、もう彼方此方工事だらけ都内何処を歩いても砂埃がモウモウと言う印象が有ります。今の北京オリンピックの街の変わりようにイロイロ批判まがしい事を言う人もいますが、当時の日本も今の中国と五十歩百歩でした。本来オリンピックは個人々々の技を競う平和的な競技であるはずがナチスヒットラーの時代から国威発揚の場として国を挙げて取り組むようになりました。その是非は今の私には何とも言えませんが、実際の話この位の規模になったら到底一民間団体の力での開催は無理でどうしても財政的にも国家的な力が必要になるのはある程度無理からぬことです。とにかくこれを境に日本は名実共に国際的にも驚異的な経済成長を遂げて先進国の仲間入りを果たす事になります。この4年前に自民党池田内閣実施された長期経済政策所謂国民所得倍増計画と相俟ってオリンピック景気で各所帯にテレビ・電気釜・洗濯機等の電化製品が普及し、国民総中流の言葉もこの後流行語になりました。しかしそれに連れて失った物も大きいでした、都心に緑が少なくなり東京砂漠と言う言葉が流行しました。先日石原東京都知事が頭上を高速道路が通って暗くなった日本橋を元の日本橋に戻そう!と言っていましたがその点については全く同感です。「君の名」真知子と春樹が出会いを約束した数寄屋橋も今では川を暗渠で塞ぎ単なるのみが有るだけになりました。都電が全線15円で乗れました、なんたって都電に乗れば都内全てに行く事が出来ました、そんなわけで会社でも都電の全線定期(1ヶ月3000円)を支給されてそれで仕事をしていました。確か山手線も初乗りは10円だったような気がしました。町全体が活気が有りました、どこの企業も人手不足で会社を変わる毎に給与が上がりました。数回の転職でやっと見つけた企業が経営者が日系の米国人で「給与は実績で支払う!」と言う考えに共鳴して一生懸命仕事をしました。実際彼はその考えを実践しました、「税金で持って行かれるなら社員に還元する!」その言葉通り実績ある社員には相当な給与を支払ってくれました。やがて日本は石油ショックを乗り越えてバブル景気に浮かれる事になります。庶民は一寸小銭を掴むと株や土地を買い財テクに走りました、何ってたって何でもとりあえず株や土地を手に入れさえすれば値が上がり、知識もテクニックも必要ではないんです。一般庶民(サラリーマン)はそれで稼いだ泡小銭で豪華な門構えの一戸建てに住み、自家用車を乗り回していていましたが、その実態は悲惨たるものでした。給与の20%〜40%はローンに持って行かれて僅かに残った生活資金から更に子供の塾やお稽古毎の金が出て、それでも足りなくて主婦がパートに出てやっとこさ生活が成り立っている状況でした。格差社会なんて昨今言われますが、そういう意味では当時も格差は存在しました。一時の金余り現象で偶々一般庶民もそのお零れに授かったのです。しかし何だかんだと言っても働けば一つ一つ夢が実現して行くので皆よく働きました!猛烈サラリーマンと言う言葉が流行したのもこの頃です。(そう言えば猛烈!と言う言葉が流行りました)私も毎日遅くまで働きました、私の同僚が日曜日に久し振りに自宅で朝寝坊していたら、まだ幼女だった娘が彼の寝顔を見て「ママ!知らないオッちゃんが寝ているよ!」と言って泣き出したそうです、これには流石の彼も「イヤァ〜参ったよ!」と言って、それ以来早く帰るようにしていました。私もご多分に洩れずこの恩恵?に多少浴しましたが、金銭感覚に乏しい私は将に泡銭の例え通り雲散霧消泡と何処かに消えました。しかしこんな時代が何時までも続くはずはなくやがてバブル崩壊へと向かいます・・・続く

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
終戦からの思い出・・・p2 コウチャンの部屋/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる